AKB48向井地美音、感激のソロコンサートで「いい子ちゃんでいるのはやめようと思います!」と宣言

AKB48グループ
「向井地美音ソロコンサート~大声でいま伝えたいことがある~」(c)AKS
「向井地美音ソロコンサート~大声でいま伝えたいことがある~」(c)AKS

AKB48の向井地美音が「ソロコンサート~大声でいま伝えたいことがある~」を19日、TOKYO DOME CITY HALLにて開催した。実は19日は、4年前に向井地さんが15期生の最終オーディションに合格し、AKB48入りを果たした日。そんな記念の日に、元気なパフォーマンスとともに、今後に向けての決意をファンに語りかけた。

「緊張はしなかった」というように、幕開けの『天使のしっぽ』から笑顔全開でのパフォーマンス。小さな体から発せられるパワーとパフォーマンスに応え、会場からも熱い「みーおん!」コールが送られていた。

中盤では、劇場でAKB48について語る向井地さんのインタビュー映像が上映。加入前の思い出として、劇場で間近でメンバーのキラキラしたパフォーマンスを見てAKB48を目指したことや、先輩への憧れや思いなどについて語った。

続く楽曲では、その尊敬してやまない先輩たちと、夢の共演。『制服レジスタンス』では板野友美さんと、『Bird』では高橋みなみさんと、『黒い天使』では前田敦子さんと、それぞれかつてのライブ映像とコラボパフォーマンスを、映像の中の先輩たちが着ているオリジナル衣装に身をつつんで繰り広げた。

そして、新たな挑戦も。あまりダンスが得意なほうではないと自分では感じているようで、それを払拭しようと、激しいダンスナンバーの『ALIVE』を、ダンサーを従えパフォーマンス。一転して、自身がセンターを務めた初のシングル曲『翼はいらない』をアコースティ
ックギター弾き語りで情緒たっぷりに披露し、新たな一面を見せた。

その後、ステージ裏に下がり、次の曲の準備に取り掛かろうとする向井地さんを、いろいろなスタッフが邪魔をしてしまうハプニング演出も。焦りながらも何とかステージに向かう向井地さんは着替えができないまま、客席に放り出されてしまたかと思いきや、いつの間にか新しい衣装姿で登場。サクランボの飴をプレゼントしながら、3階席からアリーナまで周った。

終盤は、『ポニーテールとシュシュ』『Everyday、カチューシャ』など、AKB48を代表するシングルでたたみかけ、コンサートはいよいよクライマックスへ。

「4年前のこの日にすべてが始まりました」と、ファンの皆様に語り掛け始め、ソロコンサート決定が発表された時の不安な気持ちや、普段感じているジレンマなどを素直に告白。

そして、「いい子ちゃんでいるのはやめようと思います!AKB48の先頭を走っていける人になりたいと思います!私がやらなきゃ誰がやるんだ!」と力強く宣言し、会場からは「ついていくよー!」など熱い支持が集まっていた。さらには「20周年までAKB48に居続けたい!」との宣言まで飛び出し、会場中を驚かせた。

本編最後の楽曲は、AKB48を好きになった時によく聞いていたという『桜の木になろう』。ここまで終始笑顔でパフォーマンスを続けてきた向井地さんが、初めて涙を見せ、声を詰まられる場面も。

アンコール明けには、『LALALAメッセージ』を観客とともに大合唱。スクリーンには、メンバーやファンからの向井地さんへの温かいメッセージが映し出され、さらに憧れの小嶋陽菜さんからは、「『埼玉から来ました』の自己紹介あげる」とのメッセージが。これには、向井地さんも「やったー!」と大喜び。そして、歌い終えると早速、「埼玉から来ました向井地美音です!」と挨拶をして、おどけて見せた。

ラストを、大島優子さんにセンターの後継者に指名された『ヘビーローテーション』で締めくくった向井地さんは、「最高の日になりました!」と、この日最高の笑顔を見せていた。

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