髙橋ひかる、『おんな城主 直虎』で時代劇に初挑戦 「一生おでこを出すことはないと思ってました」

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髙橋ひかる
髙橋ひかる

昨年、映画『人生の約束』のヒロイン役で女優デビューした新人女優・髙橋ひかるさんが、NHK大河ドラマ『おんな城主 直虎』に出演を果たした。

髙橋さんは、直虎(柴咲コウ)の初恋の相手で、亡き井伊直親(三浦春馬)の娘を名乗る謎の美少女、高瀬役を演じている。

GirlsNewsでは、髙橋さんに単独インタビューをお願いし、ドラマ出演の感想などを伺った。

–『おんな城主 直虎』に出演が決まった時の感想は?

「まさか受かると思ってなかったので、すごくビックリしました。嬉しい半面、いきなりこんな大きな現場に入って大丈夫なんだろうかと不安のほうが大きかったです。でも、このチャンスをいただけた有り難さをしっかり感じて、たくさん勉強しようと思って現場に挑んだので、今はいろいろと学べることがすごく楽しいです」

–大河ドラマでは大掛かりなセットや本格的な衣装での撮影だと思いますが、現場の印象は?

「私はセットの撮影がほとんどですが、こうやって初めての、時代劇のセットに入ってみて、土の感じだったり、本当に陽が差しているような照明だったり、すごくリアルなんです。本物のニワトリもいたり、かやぶき屋根の感じや、生活が思い浮かぶように使い込んだ感じの服装など、まるでその時代にタイムスリップしたみたいでした。改めて“大河ってすごいな”って、感じました」

–役柄や役作りについても聞かせてください。

「私が演じる高瀬は両親をなくしているのですが、すごく素直で明るくって、少年っぽさも少しあるような、くったくのない笑顔が魅力的な、純粋な女の子だと思います。撮影ではカツラをかぶっているのですが、おでこを出すのが初めてで(笑)。このお仕事をしてなかったら、一生おでこを出すことはなかっただろうというくらい苦手に感じていました。でも、実際に出してみると意外となんともなくて、むしろ、高瀬に近づけた感じで嬉しかったです」

–歴史上の人物ということで役作りで難しいと感じたことは?

「高瀬は実際に存在はしているんですけど、資料が全然なくて、オリジナルキャラクターに近い感じなので、役作りはあまり意識せずに演じています。苦労したのは方言がすごく強いことですね。信濃のお百姓さんとして育ってきたので、泥臭い感じを出すのが難しかったです。方言に気を撮られ過ぎると、お芝居や表情が疎かになって苦戦しました」

–共演者の方の印象は?

「最初はすごく不安だったのですが、すごく明るくて楽しい現場です。メイク中も共演者の方との話の輪に入れてもらったり、私の話を聞いていただいたり、まだまだこちらからはなかなか声がかけられないので、話しかけていただいて嬉しかったです。財前直見さんや柴咲コウさんからもたくさんアドバイスをいただいて、たとえば、自分が百姓としての身分の差を出せずに悩んでいたときも“目線ひとつで変わるよ”と教わって意識してみたらうまくいきました。普段の生活で身分の差を意識したことはないので“なるほどな”って新発見がありました」

–4月からは高校生になって滋賀から上京されたそうですね

「東京に来るまではすごく不安でしたが、実際に上京してみると、お仕事と学業の両立がしやすくなりましたし、過ごしやすいので、来てよかったと思います。でも、地元の滋賀県がすごく大好きなので離れるのはすごく寂しかったし、空気や水のきれいさは滋賀県ならではのものがあるので恋しく感じます」

–東京での生活には慣れましたか

「まだまだ馴染めないですね。電車に乗っていても周りはみんな方言じゃなくて標準語ですし、飲食店に入っても味付けが違っていたりして、関西とは違うなと感じます。でも、いろんなことを体験してだんだん慣れていくのかなと思うと、これからが楽しみでもあります」

–学校生活はどうですか

まだ通って日が浅いのですが、それでもすごく楽しいです。クラスメイトとも盛り上がってみんな仲がよくて充実しています。最初は馴染めるか不安だったんですが、周りの方々が優しくしてくれて、すぐ友達になれたので、すごく安心しました。

–最後にこれからの目標や抱負を聞かせてください

「これまでも学業とお仕事の両立することを目標にしてきたんですが、集中力が途切れてなかなか追いつかないことが多かったので、高校生にもなって、東京に上京してきたので、今年はしっかりと成し遂げたいと思います」

髙橋ひかる公式ブログ https://beamie.jp/d/hikaru_takahashi.html

NHK大河ドラマ『おんな城主 直虎』http://www.nhk.or.jp/naotora/