上白石萌音、感激の初アンコールで“原点”の曲歌う スニーカーで歌い踊る(!?)姿も初披露

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上白石萌音
上白石萌音

映画『君の名は。』のヒロイン役で注目されている上白石萌音さんが27日、青山RizMで行われたライブイベント『Girl Pop Collection』に、同じレーベルのアーティスト・瀬川あやかさん、majikoさんとともに参加した。しっとり伸びやかな歌声で定評がある上白石さんだが、この日は初めてアップテンポナンバーを振り付きで披露。また初めてアンコールを受けてのステージに感激の表情を見せた。

この日、ステージに登場した上白石さんは、まずピアノの前に。一曲目はメジャーデビューアルバム『chouchou』から『変わらないもの』を弾き語りでしっとりと披露した。ピアノの音一つひとつを大切にするように弾き語りする上白石さんの姿を、観客は息を飲むように見守っていた。

演奏を終え、「緊張しました!」とドキドキした表情を見せた上白石さん。次の曲からは、アコースティックギターをバックの歌唱ということで、少し落ち着いて、伸びやかな歌声を披露した。『366日』に続いて、年末の歌番組でも披露していた『なんでもないや(movie ver.)』を歌い始めると、観客はほとんど身動きもせず、上白石さんの温かく深みのある歌声にじっくりと耳を傾けていた。

MCでは、「メジャーデビューさせていただいて2ヶ月がたちました。生後2ヶ月!よちよち、まだ首も座ってません。2ヶ月の間に、『ミュージックステーション』に出たりとか、『FNS歌謡祭』に出たりとか、夢にも思わなかったようなことが起こっていって…」と、激動の2ヶ月を振り返った上白石さん。

「私の中で嬉しかったのは…」と話したのが、『chouchou』の中でカバーしたアーティスト本人と会う機会に恵まれたこと。『変わらないもの』の奥華子さんとはラジオにゲスト出演した時に一緒に歌えたり、『366日』のHYとは、共にHYのミュージックビデオに出演した。そして「RADWIMPSさんとは『君の名は。』の舞台挨拶の時にあ突然舞台上に招かれて一緒に歌ったりとか、幸せなご縁が続いたなと思います」と喜んだ。

今後は「どんどん新しいことにチャレンジしていきたいなと思います」と意気込む上白石さん。その第一歩として、「今日はちょっとガラッと雰囲気を変えまして、スニーカーを履いてます。普段ヒールが多いんですけど。というのは、今日はアップテンポな、ノリノリになれるような曲を用意してきました!」と話すと、場内からは大きな拍手。

「今まではゆっくりとした、睡眠促進みたいな曲が多くって(笑)、すごいチャレンジなんですけど、普段はアップテンポな曲も大好きなので、このステージで解禁!」と歌い始めたのは、テイラー・スウィフト『YOU BELONG WITH ME』。これまでの彼女のイメージとはひと味違う、振り付きで跳ねるように歌うその姿でファンを魅了した。

ラストには、「新しい年が始まって、また目まぐるしい毎日が続きます。毎日笑顔を忘れずに、ずっと笑っていればきっといいことがあるよ」とのメッセージを込めて、アルバムより『SMILE』を歌った。

歌い終えステージを去った後、会場には大きなアンコールの拍手が。彼女にとって初のアンコール登場ということで、とまどいつつも、喜びを隠しきれない様子だった。そして、もしもアンコールがあった時のために当日急遽用意したという、スキマスイッチのカバー『奏』を歌った。この曲は、歌手デビューする前の今年始めに、アカペラで歌った動画をYouTubeにアップ、歌う姿を初披露した「私の第一歩になった曲」。この日はギター演奏をバックに伸びやかな歌声を披露、観客を魅了していた。

最後に「これからも聴いてくださる方がいる限り、歌い続けたいと思います」と告げ、ステージを後にした。なお、この日のステージでは、2017年にオフィシャル・モバイル・ファンクラブ“mone mobile”がオープン決定したことを発表。1月6日にプレオープン、そして上白石さんの誕生日、1月27日に本格オープンとなる。

また、この日は現役看護師シンガー・瀬川あやかさんがトップで登場。この日も勤務先の病院から駆けつけたという彼女は、ピアノをバックに落ち着いたムードでしっとりとスタート。メジャーデビューシングル『夢日和』など元気いっぱいの曲も披露し観客を盛り上げた。一方、majikoさんは3組の中でもひときわ大人っぽいムードで観客を魅了していた。