橋本瑠果、武井紗聖の舞台『アリスインデッドリースクール PARADOX』が公演開始

ニュース 女優 舞台・ミュージカル
舞台「アリスインデッドリースクール パラドックス」より
舞台「アリスインデッドリースクール パラドックス」より

アイドルや若手女優など総勢31名の女性キャストによる舞台『アリスインデッドリースクール PARADOX』が11日、池袋シアターKASSAIで公開初日を迎え、関係者を迎えてのゲネプロが行われた。

この日は橋本瑠果、武井紗聖、岩田陽葵、伊藤麻希、永吉明日香ら12人のシングルキャストと、平塚あみ、千畝あずみ、菜ノ香マカなど「光組」8名のダブルキャスト、そして日替わりゲスト出演の遠藤瑠香の計21名が出演した。

本作は、2010年のアリスインプロジェクトの旗揚げ公演作品で、改定を繰り返しながら再演されるたびに大好評を博している人気作品。コミック化に続いて、中編オリジナルアニメーションとしても制作が決定している。

ゲネプロを終えて、取材に応じた橋本瑠果さんは、「稽古期間が短かったので始まるまでは緊張しましたが、いざ始まったら楽しく演じられました。ゲネプロが成功したので少し安心しました」とホッとした表情をみせた。初めてのボケ役にも「どう見えているかまだピンと来ないですが、苦がなく出来ました」と不安はないようだった。

橋本さんの”相方”の武井紗聖さんも「いい意味で緊張感を持ってゲネプロに臨めてよかった思います。自分なりの課題も見つかったので、本番では克服して完璧な状態で臨みたいです」と手応えを感じているようだった。

7月末に行なわれた発表会見の際に、演出の扇田賢さん(ボブジャックシアター)は、「役柄だけでなくバランスを考えて配役をした」と話していた。確かに最初は昨年のキャストと比べるとイメージが違うと感じる部分もあったが、セリフの掛け合いではお互いに相手に臆することなくぶつかり合っていて、むき出しの感情が上手く引き出せていたように思えた。

全体の群像劇の中で、主演の橋本さんと武井さんの二人をはじめ、それぞれの”コンビ”が見せる関係性も作品の見どころのひとつ。この日の公演では、遠藤瑠香さんと平塚あみさんの自衛官コンビが気になったので、話を聞いた。

■お二人はゲストとシングルキャストの組み合わせで稽古も短かったと思いますが?
平塚さん「瑠香ちゃんは2年連続で珠子役をやっているだけあって、稽古初日から、いきなり完璧だったので、私も本当にやり易かったです」
遠藤さん「いやいや(笑)私が自分でやり易いようにやっているのを、あみごんが合わせてくれて、いい感じになっているんだと思います」

■平塚さんはいつもよりアクションが少ないくらいなのに、演技の中にに”強さ”を感じました
平塚さん「私はアリスの舞台では初めてというくらいの台詞量で、長台詞もかなりあるんです。台詞が多くて不安だったんですが、相方がしっかりした人なんで助かりました」

■珠子はエリート自衛官ですが、優しさがにじみ出ていると感じました
遠藤さん「去年も”優しい珠子だね”って言われて、今年はその優しさを追求しようと思いました。表面上の優しさだけでなく、内面の優しさも表現できたら」

■2人の厳しさと優しさのコントラストが良かったと思います
平塚さん「そこは私たちも意識しました。注意して観てもらえたら嬉しいです」

舞台『アリスインデッドリースクール PARADOX』は、8月21日まで上演される。普段より長めの公演期間なので、二度三度と劇場に足を運んで、彼女たちの成長ぶりを目に焼き付けて欲しい。

    関連リンク

    アリスインプロジェクト