『実は私は』 、高橋果鈴が語るマンガ原作のキャラクターを演じる気持ち

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舞台版「実は私は」制作発表会より
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人気TVアニメを舞台化した『実は私は』が5月11日から15日まで新宿村LIVEにて上演されることとなり、制作発表記者会見が1日、秋葉原・メディアゲートスタジオで行なわれた。会見には、キャストの大島崚、飛鳥凛、若林倫香などが参加した。

『実は私は』は、『週刊少年チャンピオン』に連載中の増田英二氏による人気マンガで、2015年7月より9月までTVアニメも放送された。物語はクラスメイトの白神葉子(飛鳥凛)に恋をしてしまった黒峰朝陽(大島崚)が、「実は私は吸血鬼」である葉子の秘密を知ってたことから巻き起こる学園ラブコメディ。

実はまだ脚本が仕上がっていないという演出・脚本のまつだ壱岱さんは「すごく元気なパワーのある作品で罪のない笑いが清々しい作品。原作に負けない舞台を作っていきたい」と意気込みを語った。原作は人間ならぬ宇宙人などマンガやアニメならではのキャラクターが登場するが「小人とか羽とか、アニメを見て”どうすっかな~”と悩みましたが、演劇的な手法を凝らして見せていけたら」と苦心を明かした。

実はクラスメイトの白神洋子に想いを寄せている高校生・黒峰朝陽を演じる大島崚さんは「こんなにたくさんの女性キャストに囲まれて、どうしたらいいかと緊張しています。黒峰くんのヘタレ具合を上手く出していけたら」と意気込み、「アニメを見ていても黒峰はピュアでみんなからも好かれてホンマに羨ましいキャラですね。僕も幸せを感じながら演じたい」と頬を緩ませた。

実は吸血鬼の美少女・白神洋子役の飛鳥凛さんは、「大阪人の役で私自身も大阪出身なので、生きた大阪弁を喋れると思います。普段はミステリアスな雰囲気ですが、関西弁がバリバリでおっちょこちょいの部分もある子で、面白く可愛く演じられたら」

実は宇宙人の藍沢渚役の若林倫香(元SKE48)さんは「原作で一番好きなキャラクターの渚ちゃんを演じられて嬉しいです。本体が10センチくらいの小人なので舞台でどう表現されるのか、私も楽しみです」

実は狼男に変身する紫々戸獅穂役の柴小聖さんは「いっぱい誘惑して黒峰くんをエロ峰くんにするように頑張ります。変身後は田中彪さんが演じるのでうまくシンクロしていければいいと思う」

実は悪魔で校長先生の役の高木友梨香(Sweety)さんは「見た目はロリで可愛い女の子なのにツノが生えている違和感満載の役ですが、みんなにイタズラを仕掛けて常に遊んでいる感じ。舞台でどこまで表現できるか自分にはチャレンジです」

実は天使役の三浦菜々子(Stereo Tokyo)さんは「歳相応の高校生役ができて嬉しい。天使らしく、この期間だけはいい人感が滲み出せるように頑張ります」

白神洋子の母親役の西口杏里沙(真-realiZcroS-)さんは「とても楽しい作品に出られて嬉しい。自分とは違っておしとやかな役なので、言動に気をつけて落ち着こうと思う。大男で強面のお父様を笑顔でねじ伏せるお母様で、優しさの裏に黒さが見える役です」

実は50年後の未来からやってきた朝陽の孫・黄龍院凜役の髙橋果鈴(Prizmmy☆)さんは「私も凛ちゃんと同じように4月から高校1年生なので演じられて幸せに思います。未来からやってきたレジスタンスなので常に剣を持ち歩いているのですが、舞台でも技を振るう表現が出来れば」

実はカリスマ痴女で獅穂の母親役の尻無浜冴美さんは「役を通して私自身もオンナ度をアップしたい。男性諸君が鼻血を出しちゃうようなフェロモンいっぱいの女性になれたら。娘の獅穂ちゃんに負けないように頑張ります」

実は中身が男の役の葉月ゆめさんは「これまでグラビア中心だったので、初めて舞台に挑戦します。大人気の原作を持つ作品に出られて嬉しい。オンナとギャンブルとお酒が好きなヤバい感じがうまく出せたら」

実は元ヤンで怒ると桃色の桜が怖い渡辺健太さんは「初めてオネエ言葉の役をやらせていただきますが、二面性のギャップ萌えを感じていただけたら」

実は警察のお世話になるほどの変態役の早川航太さんは「とにかく変態だけを追求していきたい」

実はみかんちゃんが好きな矢島八雲さんは「ニヒルな皮肉屋の役なんですけど、普段からネクラな僕なので自分を崩すことなく演じていきたい」とそれぞれ語った。

会見の最後に高橋果鈴さんに話を聞いた。

高橋さんは昨年のミュージカル『美少女戦士セーラームーン』の土萠ほたる役に続いてマンガ原作のキャラクターを演じるにあたって、「原作が元になっているので、原作からそのまま出てきたと思ってもらえるように原作を読み込んで表情も研究しています。セーラームーンの舞台では実際には人格が3つあるので、アニメの声優さんも参考にしながら演じました。キャラクターを研究している時も楽しいですが、お客さんに”原作そのままだね”って言ってもらえるとなおさら嬉しいです」と答えた。逆に難しいところはと尋ねると、「今回の凜ちゃんはアニメには登場してないので、どういう声やしゃべり方なのか、お手本がないんですよ。稽古を積み重ねて研究していきたいと思います」と話した。

この4月から高校へ進学する高橋さんは「今年はこれまで以上に個人としてもグループとしても活躍したい。中学校ではたくさん友達が作れましたが、全く新しい環境になって一から始めることになるので、またたくさん友達を作って充実した3年間を送りたい」と新生活への抱負を語った。

最後にファンの方々へのメッセージとして「セーラームーンを見ていただいた方には ほたるちゃんのイメージが強いと思いますが、今回は全く違う活発な女の子の役なので、いい意味で裏切れるような姿をお見せしたいです」と意気込んでいた。

※初掲載時にキャストの名前が間違って記載されている箇所がありましたので訂正致しました。関係者ならびに読者の皆様に謹んでお詫び申し上げます。

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舞台版 実は私は 公式サイト