桃瀬美咲、舞台版『プリンス・オブ・ストライド』ヒロインに 男性中心のチームで「女性としての存在感を出していければ」

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女優の桃瀬美咲さんが9日、東京・シアター1010で開幕した舞台『プリンス・オブ・ストライド  THE LIVE STAGE  エピソード1』にヒロイン・奈々役で出演。初日9日には公開舞台稽古に参加、また桃瀬さんは稽古参加後インタビューに答えた。

ビジュアルノベル、ゲーム企画からスタートし、ドラマCDやコミカライズ、テレビアニメとメディアミックス展開してきた『プリンス・オブ・ストライド』が待望の舞台化となった本作。架空のエクストリームスポーツ『ストライド』に魅せられた男子高校生たちの青春模様を描いている。桃瀬さん演じる奈々は、物語の舞台となる「方南学園」のストライド部に憧れ、北海道から上京。走者のリレーの指示を送るレース全体の司令塔的存在の「リレーショナー」を務めている。今回の『エピソード1』からスタートし、来年8月の『エピソード4』まで続き、桃瀬さんはじめ「方南」のメンバーはすべてに出演する。

劇場全体を使って男性キャストたちがレースを展開する躍動感いっぱいのステージは、公開舞台稽古から熱量いっぱいで、かつ爽やかさ溢れる青春ストーリーが展開された。

特に昨年から多数の舞台に出演している桃瀬さん。2.5次元作品にヒロインとして出演することも目立つ彼女は、現実離れした設定やキャラクターを演じること多いが、今回は“ザ・青春”という設定の中の普通の女子高生役。「だからこそ、どこまでアニメの時の声優さんに近付けたらいいのか考えましたね。みんなでセリフ尻をアニメっぽく上げてみたりだとか、そういうところは歩幅を揃えてやってきました」と話す。「ただ今回はスポーツを題材にしているので、やっぱり緊張感のある場面ではアニメの声優さんに近付けるだけだと、舞台では緊張感が伝わらないので、そういう時には地声にチェンジしたりというのはわりとあるかもしれません」という。

普通の女の子という役柄ながら、今までより自分に近い役柄という意識はあまりないそう。「自分とはかけ離れた役で、普段は元気さやキャピキャピ感はそんなに出してるほうじゃないので、そういう意味では、ほかの役ともまた違う意味での難しさはあります」と語る。

本作の見どころについては、「劇場すべてを使って行うステージなので、疾走感だとか熱量を身近に感じていただけると思います。奈々としては、司令塔役としてチームを引っ張っていきたいですし、原作ではタイトルにかけて、“ストライドのプリンセス”って呼ばれているんですね。女性としての存在感はエピソードを進むに連れて、もっともっと出していきたいなと思います」と意気込んだ。

舞台『プリンス・オブ・ストライド  THE LIVE STAGE  エピソード1』は12月14日(水)まで東京・シアター1010で上演中。大阪公演は12月23日(金・祝)~25日(日)森ノ宮ピロティホールで上演。その後も『エピソード2』が4月~5月、『エピソード3』が6月~7月、『エピソード4』が8月に上演。

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